大切なお知らせ

駒野侃です。

今年で空晴入団から9年が経とうとしており、僕は31歳を迎える年となりました。
数字が全てではありませんが、
今のタイミングで、僕のやってみたかった職業である長距離トラックドライバー業へ就職したいと、座長と上瀧さんへ申し出ました。
その当時僕は、長距離運送と役者というものがあまりに正反対なものという点で、
空晴も演劇も好きなままだけど、
役者ないしは、演劇を辞めなくてはならないのではないかと、話しました。
しかし、座長と上瀧さんは

舞台に出られなくても、
遠距離からでも空晴に携わることも、演劇に関わることの一つ。
やりたいことを頑張って。
応援してる。
また出られるようになったら
舞台上に戻ってきていいんだから。

と、言って下さいました。

そして、現在は運送会社へ就職し新人研修を受けています。
ドライバーと言えど、人と関わるシーンは多々あり、
演劇を通して学んだこと、
空晴で学んだことを活かせる部分があることを実感しています。

これからは遠くからになりますが、
何らかの形で空晴に携わり、
作品の創造に少しでも加担できたらと思っています。

今後とも、空晴劇団員として
宜しくお願い致します。


岡部尚子です。

これで3年連続、公演前に「大切なお知らせ」です。
応援いただいている方には心臓に悪いタイトルですよね、本当にすみません。

前々回は上瀧が出演しないというお知らせ
前回は古谷ちさの退団のお知らせ
そして、また今回、駒野侃の劇団の関わり方が変わるお知らせ。

毎回本人から聞いた瞬間は心の中はぐわんぐわんに揺れ、思考も停止しそうになったり、はたまたいろいろな感情が渦巻きます。
立場上劇団で最初に聞くのが私ですので劇団員から「お話が…」となった時点でもう大波です。
が、皆様にお知らせする時点では凪、そしてポジティブな気持ちでおります。

と言っても今、はじめて聞く皆さまの中には大波の方もいると思います。
わかります。
あの一見強面な昭和の男前?、時にシニカルに、時にアホ満開で
群馬出身なのに大阪弁まで操りながら、ただでさえ少ない人数の空晴の作品に欠かせない最年少のコマ。
次は、そしてこの先ももう役者としては舞台に立たないかもしれません。
寂しいですよね。また見たい、最後に見たいなんてことも思いますよね。わかります。
でもこれが彼の決断。
更に中にはこのような発表続きで「大丈夫か、空晴」と思われる方もいらっしゃると思います。

はい、大丈夫です。

いや、やってみないとわかりません。
そりゃずっとコマが稽古場に、舞台上に、いてくれることが何よりです。
やりたいですよ、そりゃ。
でも、彼の人生は彼のもので、古谷の時にも言いましたが「人生は止められない」
コマの場合は、役者は続けられないかもしれないけれど、空晴の作品作りには関わりたいということでした。
そしたらその方向で全力で協力応援するしかありません。一緒にまだまだいたいですから。
ただ、この先「やっぱり無理がありました」みたいなことになっても、それはまたそれで「しゃーない」と思っています。
「今はこの選択」
それでいいと思います。それしかないです。

これで空晴劇団員で次回作品出演者は50代一人と、40代二人。
旗揚げメンバーですが、旗揚げメンバーには足りないので、これはこれでまた新たな空晴。
戻るわけじゃありません。今の空晴がこの形です。

8月から9月の新作公演では、岩戸さん、松浦さんという空晴では初めてご一緒する、でもよく知ったゲストと、
おかえりなさいのキヨ君と。
半分がゲストになりますが、キヨ君はもう身内みたいな感覚なので6割強が劇団員ってことで。

次回公演でお会いしましょうね、元気な姿で皆様の前に立ちます。